サラリーマンの隠れた財産!与信とは??

(写真=g-stockstudio/Shutterstock.com)

サラリーマンの財産は給与所得だけではありません。会社勤めにより得られる人脈や信用力も立派な財産です。とくに金融機関や不動産会社など信用を重んじる企業と取引を行う際には、会社の看板が大きな武器になります。

不動産投資には多くの資金が必要?

不動産は安い買い物ではありません。中には二束三文で取引される不動産もありますが、利用価値の高い物件は到底、サラリーマンの年収で買えるようなものではありません。

では、一般のサラリーマンが買える不動産は極めて限られるかといえば、必ずしもそうではありません。なぜなら金融機関から資金調達できるからです。

多くのサラリーマンが住宅ローンを借りてマイホームを購入していますが、同様に運用目的の不動産購入資金の融資を受けることも可能です。むしろ不動産投資の場合は、資金の大半をローンで調達することが一般的で「頭金100万円で2億円の資産をつくる」ことも夢ではないのです。

住宅ローン、消費者ローン、学資ローンなど他の借入状況、自宅、預貯金、株式などの資産保有状況により異なりますが、とくに安定した企業や官公庁に勤めるサラリーマンは信用力が高く、金融機関から融資を受けやすいといえます。

サラリーマンも自己資金ゼロの不動産投資が可能

金融機関がみる不動産融資の返済財源は、一般的に次の4つあります。

1.担保不動産の事業収益
2.債務者の他の収益
3.担保不動産の売却収益
4.債務者の他の資産売却益

つまり金融機関は、不動産の利用価値と債務者の返済能力を見極めるということです。

サラリーマンは安定した給与収入を見込めるため、多くの場合、売上高や所得の予測が困難な自営業者より返済能力が高いと判断されます。

多額の住宅ローンを抱えカツカツの生活を送っている人は別ですが、毎月の給与から一定額を貯蓄できる収入レベルのサラリーマンは高い信用力を保持しています。このため、対象物件が立地などの条件に恵まれた躯体寿命の長い新築ならば、自己資金ゼロ、ローン100%で投資することも可能でしょう。

不動産会社もサラリーマンの信用力を高く評価

金融機関だけでなく、不動産会社もサラリーマンの信用力を高く評価しています。身の丈に合った物件を選べば、賃貸物件の入居審査でサラリーマンが落とされることは滅多にありません。それに対し、自営業者の場合は審査に通らなかったり、保証会社の利用を求められたりすることが少なくないのです。

アパートなどの不動産投資を行うオーナーに対する見方も同じです。不動産会社は金融機関から融資を受けやすく、長期にわたり安定的な賃貸経営を行うことができるサラリーマン投資家を高く評価することが多くあります。

サラリーマンはローン審査で落とされる懸念が少なく、不動産会社の営業が無駄に終わる心配はあまりありません。安定収入のあるサラリーマンは数年で物件処分に追い込まれるリスクも低く、不動産会社は一棟丸ごと借り受けて入居者へ転貸するサブリース業務や管理委託業務を安定的に受託できます。

自らの信用力が高ければ金融機関や不動産会社の選択の幅も広がり、よりよいサービスを受けられるでしょう。低利息の融資、優良物件の紹介、構造・デザインに対する的確な提案、高品質かつ低コストの施工・維持管理、安定的な入居者確保、相続税・所得税申告の手厚い支援などは、信用力の高い投資家しか受けられません。

サラリーマンがクレジットカードや住宅ローンの審査を簡単にクリアできるのは、会社のおかげともいえます。脱サラしてフリーランスになったり、商売を始めたりした知人に話を聞けば、そのありがたさが分かるでしょう。サラリーマンは会社の信用力を利用でき、自分と所得水準が近い自営業者よりも有利な立場にあることを自覚したうえで、不動産投資などの資産運用に取り組むことが大切です。

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