初心者必見、はじめての賃貸経営で気をつける4つのポイントとは

(写真=Sergey Nivens/Shutterstock.com)

不動産投資とは、賃貸用マンションやアパートを購入して賃料収入を得ることです。そのため、「賃貸経営」ともいいます。

そんな賃貸経営をはじめて行うときには、以下のような4つのポイントがあります。

賃貸経営の魅力とリスクの特徴

投資の種類にはさまざまなものがありますが、賃貸経営には以下のような魅力が挙げられます。

・ 安定した収入が毎月入ってくる
・ 物件取得後は手間がかからない
・ 大きなリスクがない

魅力とは反対に賃貸経営のリスクは「空室の発生」と「家賃下落」です。しかし、FXや先物取引であれば1日で何割も損失が発生したり資金が0円になってしまうことがありますが、不動産という現物投資の賃貸経営にはそのような大きなリスクはありません。実は、賃貸経営は初心者でも比較的小さいリスクで行える投資であるといえます。

安定して収入が入り大きなリスクがない分、逆に半年などの短期間で資産を何割も増やすようなことは難しいといえます。賃貸経営を初めて行うときには、上記のような特徴を押さえておくことが1つめのポイントです。

はじめるタイミング

賃貸経営をはじめるタイミングは、早ければ早いほど良いと言われています。理由は「ローン残債」があるからです。賃貸経営は、当然ながら不動産を購入します。大抵の場合は、投資用ローンを組んで購入するので、早いうちに組んでおいた方が、若いうちに完済できるのです。

ローンを完済してしまえば、大きな支出はありません。固定資産税や修繕費などの支出はありますが、通常の賃貸経営であれば、その支出を上回る収入があるはずです。

また、自分が退職するときに完済できている時期も賃貸経営を始めるには良いタイミングです。たとえば、サラリーマンの方が40歳のときに投資用ローンを20年で組むなら、60歳のときには完済しています。そのため、サラリーマンを引退しても不労所得があるので、老後も安心というワケです。この賃貸経営を始めるタイミングが、賃貸経営で気を付けるべき2つめのポイントになります。

賃貸経営における不動産会社選び

賃貸経営は以下のような流れで行います。

1. 土地や物件を調べる
2. 収益シミュレーション
3. 融資の審査を行う
4. 売買契約を結ぶ
5. 物件の引き渡しを行う
6. 賃借人の募集を行う

「1」の土地や物件を調べる段階で、不動産会社に相談することをお勧めします。不動産会社は情報を潤沢に持っており、特に投資用不動産に関する情報は不動産会社しか持っていないことも多いからです。

また不動産会社によっては、収益のシミュレーションや融資の取り次ぎ、賃借人の募集を行ってくれるところもあります。出来るだけ1~6の全てを行ってくれる不動産会社が良いでしょう。この不動産会社選びが、賃貸経営で気を付けるべき3つめのポイントになります。

資金調達や税金について

不動産投資の資金調達では金融機関から「投資用ローン」の形で融資を得るのが一般的です。賃貸経営は余剰資金で運営するため、生活必需品である「居住用不動産」でローンを組む時より審査は厳しくなります。そのため、自分の資金状況やプロフィールを加味して、一番融資が得られやすい金融機関を斡旋してくれるような不動産会社を選ぶ必要があります。

また、税金に関しては「年間賃料収入-年間経費」で算出した不動産所得に所得税・住民税がかかってきます。これは自分で確定申告をするか、税理士に個別で依頼します。

賃貸経営の物件を取得する前に、概ねどの程度の税金がかかるかは把握しておきましょう。国税庁ホームページ内の不動産所得のページを参照するか、税務に詳しい不動産会社に相談すると良いでしょう。この「資金調達」と「税金」について知ることが、賃貸経営をするうえでの4つめのポイントです。

初めて賃貸経営をするうえで気を付けるべき4つのポイントを説明しました。。まずは、不動産会社に相談してみましょう。一見難しく思える「賃貸経営」が、実はそう難しくないということが分かるはずです。

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