「不動産を買う」、いまどき女子は住居用と投資用のどっちを選ぶ?

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(写真=kudla/Shutterstock.com)

「結婚もしたいし、仕事もバリバリこなしたい」。いまどきのキャリアウーマンは、自分の人生においてたくさんのことを謳歌したい人が多いようです。

その中で将来の生活設計を考えるならば、不動産による資産形成は頭に入れておきたいことの一つではないでしょうか。そのような人たちにとって、まず不動産を買うなら、住居用と投資用のどっちを選択すべきか悩むところでしょう。今回は、両方の視点からメリット・デメリットを探ってみます。

将来設計に欠かせない「不動産購入」

生涯未婚率の上昇により、男女を問わずシングルで一生暮らす人が増えています。また年金などの公的助成が不安な状況では、老後の生活についても若いうちから考えておく必要がありそうです。そのためには、「資産形成」という観点は欠かせない要素です。

だからといって、株式や為替取引のFXなどは投資スタンスにもよりますが、比較的小まめなチェックが必要となります。そのため、忙しい日々を送る方にとっては、それらにチャレンジすることは簡単ではないでしょう。その点、不動産は購入や売却など時間と手間がかかるのは一時で、後は信頼できる管理会社などに任せておけばいいのです。会社員として働きながらも、チャレンジしやすい資産形成なのです。

もともと住まいに関することは女性の得意分野です。どんな環境に住みたいか、どんな間取りが使いやすいか、どんな設備が必要か、どれも普段自分が考えていることが活かせる「身近な資産形成」だといえるでしょう。

「マイホーム購入」そのメリット・デメリット

自分のマイホームを購入することは、女性にとって取り掛かりやすい不動産購入です。なんといっても税金や保険のサポートが厚いのは見逃せないメリットです。

たとえば「住宅ローン控除」は、年末の住宅ローンの残高の1%が、その年の所得税から10年間控除される制度です。会社勤めの場合、所得税は給与から源泉徴収されているため、確定申告で税金が戻ってきます。意外に大きな金額が控除されるので、メリットの大きさに驚くことが多いのではないでしょうか。

また住宅ローンを組む時に、ほとんどの金融機関で加入が義務付けられている団体信用生命保険という保険があります。これは住宅ローンを組んだ人が死亡または所定の高度障害状態になった際に、その保険金で住宅ローンを返済するための生命保険です。つまり将来結婚して子どもができた場合にも、あらためて高額な保証の保険に入る必要はありません。

ただマイホームの購入は簡単に住み替えができないので、長期的な視野に立って「住まい」を選ぶ必要があります。景気の動向やエリアの事情などに変化があっても、気軽に買い替えして、資産の組み換えがしづらい点には気を付けましょう。

「投資物件購入」そのメリット・デメリット

投資物件購入のメリットは、数ある投資商品の中でも、それ自体を担保にして金融機関から購入資金を借り入れできることです。ローンを活用すれば、 少額の自己資金をもとに不動産を購入することができ、コツコツと家賃収入を得ることができます。また最近では、頭金ゼロからでも始めることができるものもあるようです。

投資物件は状況に応じて、売却や購入がタイムリーにできるのもメリットです。景気の動向や再開発といったエリア情報などへ敏感に対応することで、うまく利益を上げることが可能です。

不動産を購入したことがない人が、いきなり投資物件を購入するのはハードルが高く、デメリットに感じるかもしれません。ただ現在、上手に不動産投資を続けている女性に話を聞くと、1件目は勇気が必要だったが2件目からは比較的気軽に購入に踏み切ることができるようになるそうです。

いずれにしても「不動産投資」は勉強になる

これからの時代は男性に頼るのではなく、自分自身で資産形成をして給与収入だけではなく他に収入源を持つことで、経済的にも精神的にもゆとりのある暮らしが可能になるでしょう。特に女性は、結婚や出産で仕事を以前のように続けられなくなっても、不動産から得られる収入があれば、余裕を持って家事や子育てができるのではないでしょうか。

そのためには「マイホーム購入」にも投資的な視野を持って選ぶことが大切であり、「投資物件購入」には自分の家を選ぶようなきめ細やかな視点が重要となるでしょう。

広い意味での不動産投資をすることで、金融機関や不動産会社との付き合いができたり、景気の動向に敏感になれることも、人生を生き抜くうえで非常に勉強になるはずです。

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